怒江を北上

昆明から西方へ600キロ下ると、怒江リス族自治州の首府である「六庫(リウクウ)」に至る。
南北に伸びる「高黎貢山」山脈を越えると、そこはもうミャンマーだ。怒江、瀾滄江(メコン川)、独龍江が北から南に向かって流れ、そのうち怒江と瀾滄江は、徳欽チベット族自治州に流れる金沙江と合わせて「三江併流」として世界自然遺産に登録されている。
見所は、その名の通り、怒り狂ったような怒涛「怒江」や、石月亮と呼ばれる奇岩が挙げられる。
2007年の冬も間近に迫った頃、私は貧困地域への学校建設の仕事で、怒江リス族自治州を訪れた。
最終的な目的地は、怒江リス族自治州の最北端、秘境中の秘境である「独龍江」地帯だ。
飛行機で、まずは保山市に下り立った私と、仕事関連の方々は、小型の車に乗り換え、ひたすら怒江沿いを北上する国道228号に入った。
独龍江までは三日かかるため、ともかくひたすら北上北上北上……。
ほぼ車に揺られる道程ではあったが、それでも車窓に広がる景観の壮大さは目を見張るものがあった。
写真・旅行記
※下のサムネイル写真をクリックすると、大きな写真と、旅の日記をご覧いただけます。
|