バーメイ村

文山地区の果ての果てには、桃源郷があるという。
昆明から、険しい道をひたすらバスで揺られること一日、ついにたどり着いたその桃源郷の名は「バーメイ」。
巨大な洞窟を船で抜ける以外には入る術のない、外界から完全に隔絶された、小さな奇村である。
桃源郷というのは、中国の伝説にある理想郷のことで、出典は、陶淵明の「桃花陶記」 。
ある日、漁師が小舟に乗って魚を追っていると、舟は見たこともない渓谷へとたどりつく。洞窟があり、好奇心から洞窟に入ってみると、その向こうには桃の花咲き乱れる、美しく平穏な村があった。
村人に親切なもてなしを受けた漁師だが、洞窟を出たあと、再びその村をたずねるも、二度とはそこにはたどり着けなかった…という話。
写真・旅行記
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