徳欽
〜徳欽までの道のり〜
今日ほど晴れる日は珍しいらしい。
歓声を上げる私たちと同様に、他の客や運転手すらも、感動を覚えたらしい。
「ちょっと休憩してくか!」
運転手は一声叫ぶと、白馬山が真正面に見える丘でバスを停めた。
乗客は大喜びで丘へと走り出し、運転手は草むらに寝転がる。
私たちもまたおおはしゃぎで、丘を山に向かって走り出した。
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